2023/12/19 愛知県日本建築アトリエひとりごと 東山植物園の温室前館 東山植物園の温室前館は2006年に 重要文化財に指定された この建築は1936年に竣工 国内に残る最も古い公共温室とのことである 鉄とガラスの建築はヨーロッパでは 近代建築技術のシンボルである 1851年の第1回ロンドン万博で はじめて鉄とガラスの 巨大空間である水晶宮がつくられた その後ヨーロッパではフランスのパサージュや 百貨店のギャラリーラファイエット イタリアではミラノのガレリアなど たくさんの美しい空間が生まれている それから約80年後にわが国でも完成させた わが国最初期の全溶接鉄骨構造として 技術が高いことが評価され 重要文化財に指定されたとのこと 内部から青い空を見る時 この鉄とガラスの内部空間は 新しく 美しく 人々は来るべき時代に夢を見 期待をしたことであろう (上写真)ブーゲンビリアの花の背景に青空を見る 好対照の色合い強い印象を与える (下写真)窓の開閉の機構も備えている 最後に動物園で初めてシャバーニ君とご対面 寡黙で貫録十分である Related Posts この記事もよく見られています 2022/04/01 愛知県日本建築アトリエひとりごと 岡崎・滝山寺 建築のお宝 2022/06/10 愛知県日本建築アトリエひとりごと 旧糟谷邸2 あれこれ 2022/06/14 愛知県居場所日本建築現代建築アトリエひとりごと 尾﨑士郎の書斎 2023/03/10 愛知県日本建築アトリエひとりごと 今度は徳川家光と名古屋城本丸御殿の興味深いはなし 前の記事 一覧に戻る 次の記事