2024/04/25 奈良日本建築アトリエひとりごと 奈良般若寺 迫力たっぷりの石造十三重塔と国宝楼門 奈良般若寺の石造十三重塔 現地で見ると予想以上に大きく迫力を感じる 高さは14.2mと高く 初重の面積も大きい 質量感たっぷりで 屋根が上に行くに従い 逓減していく姿も実に美しい 建造したのは 源平合戦で平氏に焼かれた後の 東大寺の復興のために宋から来日した 伊行末(いぎょうまつ)らの石工集団という 鎌倉期の1253年に完成している 平等院近くの宇治川の中州にある 浮島十三重塔も彼らの手による (この塔は江戸期に大水で倒壊 長い間水没していたが近年掘り出し再建された 一部は後補となるという) 般若寺にもう一つ 国宝の楼門がある 建立は鎌倉期で十三重塔とほぼ同じころとされる 上層は3間の間口を下層では1間とし 全面を開口としたあまり例がない楼門 また全体の高さの中で 下層の高さがより高く際立っている しかしこれはカメラのアングルによるのかもしれない Related Posts この記事もよく見られています 2018/05/12 奈良日本建築アトリエひとりごと 奈良 高畑 志賀直哉旧居 2019/05/09 奈良日本建築アトリエひとりごと 東大寺南大門の構造から学ぶ 2020/05/07 奈良日本建築ランドスケープ環境・景観アトリエひとりごと 室生寺のシャクナゲ 2020/12/01 奈良日本建築土間のある家アトリエひとりごと 慈光院 高林庵茶室周辺の意匠 前の記事 一覧に戻る 次の記事