市中山居の家では二階からの

素晴らしい眺望をえることができた

既存建物の2階の室の窓は

1階下屋の屋根が上ってくるため

高い位置に設置されている

南と北の壁には天井直下に

H=700mmのサッシが5カ所ある

そして東と西に面する壁には一切の窓がない

敷地の位置から考えると

西側は等高線が下がり視界がよく

名古屋駅方面の高層ビル群が見えるはず

そのことが計画当初から話題にのぼり

家族でそのビル群をながめながら

歓談できる場所をつくろう

というということになった

掃出しの窓をつくるだけでなく

その前をバルコニーとして

外にも出られるようにもした

 

下は「見晴らしの間」と名付けられた竣工後の姿

正面(西向き)に大きなフルオープンの掃出し窓を設け

その前にあるバルコニーにウッドデッキを敷いた

 

春には桜が咲き誇り

夏は緑一色

秋には紅葉で赤く染まる

冬には葉が落ちた木々の間々から

名古屋駅の高層ビル群が現れる

そして日が暮れるころには

ビルが電飾されたように輝く

 

下は工事中の昨年の4月上旬の撮影

 

下は工事中の昨年の6月撮影

 

 

下は昨年10月中旬

一部の葉が色づきはじめている

 

下は工事中の昨年2月に遠景を望遠で撮影

名古屋駅のエネルギッシュな高層ビル群を

落葉後の枝の間から垣間見る